2017年4月14日金曜日

〇4-14(金)今朝は好い天気。関西の桜はもう散りそうなので一日でも早く見に行こうと今朝七尾を発った。

〇と言っても行き先を定めるのに時間を取られ、結局出発は午前11時。尼御前SAで満開の桜を堪能。
湖東を疾駆し、奈良市を素通りして奈良県中央部を南下し、紀の川まで出る。道中午後515分、御所市稲宿の安楽寺到着。塔婆・重文を拝観。この塔婆、三重塔の初層だけが残ったもの。ハリアーの入れそうもない古い村道が入り組んでいて参った。車を捨てて、村人(老農民)の指導を受けてやっとこさ辿り着く。

ここから五条市まで南下し、西吉野町の山中に重文・春日神社本殿を探し求める。神社の所在する村に着いた時はもう夕暮れた。午後6時半は過ぎていた。それからが大変。バイク乗りのオッサンに訊いたら土地の者でなかった。それが村の中を走り回ってくれたらしく、ウロウロしているハリアーを発見して付いて来いと言う。着いて行くと村内の案内図が出ている所まで引率してくれて図を指し示す。確かに「春日神社」が表示されている。しかしそこに至る道筋がはっきりしない。狭い村道を塞いで二人で検討していると若い女性運転の軽が来て、ワタシそこを曲がりたいんだけど邪魔なんですがぁということに。バイク乗りが、ボクを指してこの人が石川県から来てこの案内図にある春日神社を探しているんだけどどう行けばいいのか分らなくて困っている、分りますかと尋ねると、その女性、ワタシの家の前に駐車できるからそこに停めてそれから案内してあげるとのこと。春日神社はその女性の家から小山を登って行く。その女性に回り逢わなければ絶対に行き方が分らなかったろう。イノシシが出るので気を付けてと諭されて登り始めたら完全に夜の帳(とばり)が降りた。驚いたことに石段を登るのでない。木の根道の道なき急坂を攀じ登る。本殿らしき影に向けてフラッシュを焚いてレンズを向けてきたが、果たして写っているものか。


小山を下りたら午後7時過ぎ。そこから橋本市を通って紀の川市の「道の駅・紀の川万葉の里」に入ったのが午後8時。今夜はここで泊る。走行距離数438km。明日は慈尊院の多宝塔(ボクが二度訪れた時はいつも修復中だった)、官省符神社本殿(以前訪れた時は夕闇の中)、宝来山神社本殿4(いずれも重文。以前訪れた時は重文でなかったと思うが)、桜の根来寺・粉河寺を拝観し(散り急いでいなければいいが)、できたら脚を延ばして海南市の長保寺の国宝3棟を拝観したい。長保寺を以前訪れた時は何と修復中で無念の思いをさせられたまま。あれから45年は経つ。いくらなんでも修復は終わっているだろう。とにかく海南市まで遠征してUターンして日曜日の午後8時までには帰宅して柴咲コウの大河ドラマに間に合わせるスケジュールにしたい。

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