2017年3月2日木曜日

〇2012.11.17(土)京都市嵯峨野「化野(あだしの)念仏寺」

化野は嵯峨野(西山)の北にあり、東山の鳥辺野(とりべの)・洛北の蓮台野と並ぶ平安時代以来の墓地。風葬(野ざらし)の地。
空海が真言宗・如来寺を建立し野ざらしになっていた遺骸を埋葬したのに始まるとされ、後に法然が念仏道場を開き浄土宗・念仏寺となったという。
境内の約8000体という夥しい数の石仏・石塔は、明治36年(1903)頃に化野に散在していた多くの無縁仏を掘り出して集めたもの。

  





  




〇西行の歌《誰とてもとまるべきかはあだし野の 草の葉ごとにすがる白露
〇毎年8月23・24日に行われる「千灯供養」では、8000体にも及ぶ無縁の石仏等に灯が供えられ多くの参詣者で賑わう。

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