2016年9月9日金曜日

〇《奥の細道紀行》7-16(土)新潟県米山町「鉢崎関所跡」 芭蕉と曾良がきっと通過した関所

《曾良随行日記》『○五日 朝迄雨降ル。辰ノ上刻止。出雲崎ヲ立。間モナク雨降ル。柏崎ニ、天や弥惣兵衛へ弥三良状届、宿ナド云付ルトイヘドモ、不快シテ出ヅ。道迄両度人走テ止、不止シテ出。小雨折々降ル。申ノ下尅、至鉢崎 。宿たわらや六郎兵衛。』
〇柏崎の天屋(その日泊まる当てにしていた)でぞんざいな扱いを受けて(多分乞食坊主やなんぞと見られた)腹を立て天屋を後にした芭蕉は意地づくで次の宿場・鉢崎を目指した。鉢崎宿の入口にあったのが「鉢崎関所」。芭蕉は必ずやこの関所を通ったはず(関所破りでもせぬ限り)。
↓この岬の山の右が柏崎方面、山を下った左側が鉢崎宿。鉢崎と柏崎の間には小山を背骨とする岬が十余も連なっている。徒歩で旅するには大変な難路。この難路を芭蕉は腹立ち紛れの意地づくで一気に歩き通した。
↓停まっているのはセレナ君。岬の山を下って来ると最初の民家がある。
↓この民家から浜辺にかけての線から左側一帯がかつての関所跡。民家の前に以下の写真の通り記念碑や案内板が並んでいる。
↓「鉢崎関所跡」の石碑、
↓定め書きの立札。他所者の女の出入を厳しく取締る旨定めている。
↓鉢崎関所跡の観光案内板がある。
↓鉢崎関所絵図。岬の山の左に関所が図示されている。

0 件のコメント:

コメントを投稿