2016年9月24日土曜日

〇9-24(土)三重県松坂市「本居宣長旧宅・鈴屋(すずのや)」遂に拝観。「本居宣長記念館」はまたも休館

〇道の駅・茶倉駅で目覚め。小雨模様。八時半出発。松坂市営駐車場(無料・時間無制限)に旨く入ることができ幸先好し、と気を好くして松阪城石垣を半周して「本居宣長記念館」に九時に勇躍飛び込もうとしたら‥‥何と休館。四年前に来た時も休館だったが、それは確か月曜日定休。今回は半年間のリニューアル休館。四年前は「本居宣長旧宅・鈴屋」も休館だったが、幸い旧宅・鈴屋は拝観できた。記念館の係員の人と会話して悲しい話を聞いた。四年前気落ちして松阪城に登って風景を眺めていたボクに話し掛けてまた松坂を再訪して本居宣長に会おうと思わせてくれた・旧宅鈴屋専属の70歳のボランティアガイド「城ちゃん・城山博伸氏」が去年亡くなったそう。該博な人だった。旧宅を再訪すればきっとまた会えるとボクは思い込んでいた。存命ならば74歳。そしてボクはあの時の「城ちゃん」と同じ70歳。感無量。城山氏は有名で人望篤い人だったそう。
〇四年前の肩すかしのことと、城山氏に城を案内してもらい宣長翁のことを聞かせてもらったことは、ボクのブログの次のアドレスを入力すれば出てきます。
http://takashikun.blogspot.jp/2012/08/blog-post_25.html
〇記念館の方が休館だったために好い事も発生した。旧宅の方は普段は・宣長が研究室に使っていた二階の増築の一間は非公開なのだが、記念館のリニューアル休館の見返りに公開されていたのだ。箱階段をそろそろと上がってボクは二階の禁断の間に入った。床の間の向かいが大きな窓になっていて室内は明るかった。一回はどの部屋も暗い。よく研究に勤しめたと不思議に思うほど暗い(今日は空が暗かったので尚更)。ボクは二階の多分三畳間(四畳半だったか記憶がはっきりしない)に坐って窓から外の庭木を眺めながらかなりの時を過ごした。大変な贅沢を味わわせて戴いた。受付の若い女性が「床の間の鈴も鳴らして見て下さい」と言ってくれていたので本当に手に取って鳴らしてみた。鈴は六つほど赤い紐に結わえて垂れ下げられていた。小さい鈴なので六つ・七つが同時に鳴っても可憐な音しかしない。宣長も時々鈴を鳴らして気分転換したという。
〇旧宅を出たとき、雨の降りはかなりのものになっていた。ボクは濡れながらセレナの元に急いだ。松阪の街を出たときは十時半頃だったか。あとは一路七尾に向った。伊勢道・東名阪道・東海北陸道・能越道を北上し家に着いたのが午後三時。カーナビが言うには所要時間四時間五十分だそう。

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