2016年5月13日金曜日

〇西宮市「神呪寺(かんのうじ)」 甲山の中腹、重文仏像が四体

〇神呪寺は難読。「かんのうじ」と読む。西宮市の北部の山奥にある。古刹。甲山という昔から霊山と崇められた山の中腹にある。真言宗御室派別格本山。9世紀初期の開創。
連休なので甲山を目指して徒歩で登山してくる人たちが多い。
↓山門。二天門
 ↓増長天。南方の守護神
 ↓広目天。西方の守護神
 ↓境内登り口。背後の丸い山が甲山



 ↓石段を登って下を見下ろす。彼方に二天門が見える
 ↓本堂


 ↓四体の仏像が重文
 ↓本堂本尊・木造如意輪観音坐像。平安時代作。弘法大師作と伝わるが、制作年代は後年らしい。左の一臂(向って右)の人差し指が廻す如意輪が印象的。一般的な如意輪観音像と形が相当違う。

↓本堂向って左手の大師堂。重文・木造弘法大師坐像(鎌倉時代)が祀られている。この御堂の右手、本堂との間の回廊に重文・不動明王坐像(鎌倉時代)が祀られているらしい。
↓本堂右手の御堂
↓そのまた右手の観音堂。重文・木像聖観音立像(平安時代)が祀られている。この仏像だけが拝観できる。


観音堂の裏手に行くと多宝塔がある
↓境内から見た眺望。西宮市街が遥か彼方に拡がる。

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