2013年12月26日木曜日

〇12/26(木)北陸東海自動車道・関SAにて。昨夜読み終えた黒岩重吾著「北風に立つ」について。

〇ここは、岐阜県・関SA。今夜はここで宿泊。明朝はここから犬山市の「明治村」を目指す。重要文化財建物十棟をはじめ・見るべき建造物が無数に移築されているというから、凄い。多分脚が棒になる、されど大半を見残す。後日の楽しみが残る。それらの建物を移築し保存した人達の志は立派・素敵。みんなで行って・入場料を払って、事業を支えましょう。
〇みなさん、黒岩重吾という作家がいて、古代日本史を種にして長編小説を何篇か残して逝ったのを覚えていますかぁ。ボクは先日、この作家の「天の川の太陽」(壬申の乱をテーマにした大長編)を読み、昨夜「北風に立つ」(継体天皇が大王になる経緯を書いた長編)を読了しました。その読書感想文。先週末、ボクは「司馬遼太郎記念館」を探訪してきましたが、司馬遼太郎も歴史小説が好きで大いに・というか超人的に書いた。司馬遼太郎は文才が素晴らしかった。その文章は始めから終りまで筋肉質に躍動し続けて読者を飽きさせない。それでいて読者に迎合するところが蔭もない。大作家。それに比べるのは酷だが、間が悪いというか、較べられる廻り合わせになったんだから仕方がない。黒岩重吾の文章は実に鈍重。文才不足。躍動感がなく・面白味がない。ボクは耐え忍んで読み切ったが、大概途中で投げ出すだろう。ワクワク感がない。この作家の著作はそのうち消え去るだろう。他方・司馬遼太郎の本は、日本の歴史小説の古典として生き永らえる。黒岩重吾さん、こんな感想を書いてスイマセンm(__)m

1 件のコメント:

  1. 読書量が断然少ない私ですが司馬遼太郎の「21世紀に生きる君達へ」は恥ずかしながら泣きそうになり、教科書に載せて欲しいと思いました。

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