2013年7月19日金曜日

〇善通寺市「72番札所・曼荼羅寺」「73番札所・出釈迦寺」近傍の小山の中で薄暮の中・執念で発見した「西行庵」

ここは善通寺市。奥の山は、出釈迦寺の奥ノ院のある山。空海が山頂から捨身したところ・釈迦が観音菩薩と共に出現して抱き留めたという伝説がある。
 近くに四国88箇所札所霊場第72番「曼荼羅寺」と73番「出釈迦寺」がある。出釈迦寺への道をとると、途中に「西行庵」と書いた小さな矢印が出る。それを辿って右折。
 小山につけられた農道を登る。

 案内表示に細心の注意を払って進んでも、遂に道を失った。Uターンもできない細道。近在の御爺さんに西行庵の在処を教えて貰って再挑戦。
 小山に分け入る。
 遂に到達。

 入口から歩いて西行庵へ。
 発見。



 戸に貼り出してあった詩篇。
 庵の前の空き地に並んだ石碑。


 「西行上人・いほりの跡」
〇以下、七重ちゃんに送ったメールの一部→「西行には無性に心が惹かれます。時代背景が違い過ぎて・西行と同様の行動はとれませんが、ボクは自分の中に西行的なモノを見ているのです。西行的なモノの神髄は何か――それは芸術家魂でしょう。人が芸術家に徹したら、多分西行になる。芸術は、金や地位と対極の位置にある。真の芸術家になろうとしたら、金や地位を捨て去るしかない。ボクは死ぬまでには、弁護士として過ごした痕跡を一切拭い去って、真の芸術家になりきって死にたいという悲願を立てているのです。こんなことを言っていては笑われるかも知れませんねぇ。他の人には言っても始まらないので言いませんが、七重ちゃんには話しておきたかったということです。今後ボクは命が尽きるまで・風物を見て周り心を磨き心眼を開きたい。そして命運があるならば、芸術家として・少なくとも一点、得心のいく作品を仕上げてこの世をおさらばしたいと思うのです」

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