2013年5月28日火曜日

〇奈良斑鳩の里近く「額安寺(がくあんじ)」。額田王女の故郷。

〇額安寺に入る道は農道一車線しかない。寺はご覧のとおり現代風の瀟洒な佇まい。センスが好いので嫌な感じはしない。ここは法隆寺がほど近い斑鳩の里。額田王女の故郷だという。
 拝観は横手の入口から入る。この門を潜ると境内。
 左の建物が虚空蔵堂。
 本堂

 親切なオバアチャンが案内してくれて、わざわざフラッシュを焚かなければ写真撮影OKですよ、と言ってくれた。その大らかさにボクは感激した。↓本尊の十一面観音立像は厨子に入っている。
 室町時代中期の作。重文。



 ↓虚空蔵堂に移る。
 アリャリャ、90度引っくり返ってしまっている。オバアチャンがわざわざ「鉄の扉を閉めた方がガラス面に光が反射しなくて好い写真が撮れるそうですよ」と助言してくれたものを。

 虚空蔵菩薩半跏像・重文。奈良時代後期・天平時代の作らしい。木心乾漆造。現存する虚空蔵菩薩像の中では最古という。品が良いし、保存状態が良好。ボクは将来国宝に指定される可能性を見た。ボクが探訪してこれはっと思った重文仏達が・その後国宝に指定される事態が続いているのだ。伊豆韮山の願成就院の仏像達、奈良安陪文殊院の仏像達。


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