2012年11月29日木曜日

〇11/24(土)比叡山延暦寺「横川」

比叡山麓の坂本は紅葉の最盛期なのに、山上に登るとモミジの葉は殆ど散っていた。がっかりしながら横川に着いた。
〇横川中堂(よかわちゅうどう)。第三世天台座主・慈覚大師円仁が848年に開創した。本尊に聖観音を祀る。豊臣秀頼・淀君により再建されたお堂は昭和17年夏、雷火で焼失した。幸い本尊・聖観音像は焼失を免れ、昭和46年にお堂の再建が成った。


〇根本如法塔。第三世天台座主・慈覚大師円仁が石墨草筆をもって自ら書写した法華経一部八巻を納める宝塔を建てたのが起源。横川発祥の聖蹟であるところから根本如法塔と呼ばれている。釈迦・多宝の二仏を本尊とする。


〇元三大師廟
拝殿の背後に御墓がある。


 
横川のその外の重要遺蹟。横川中堂の前の道を真っ直ぐ南東に進むと大鐘楼がある。そこを右折すると、浄土教の研究者・恵心僧都の「恵心堂」がある。左折すると、「元三大師堂・四季講堂」がある。元三大師は天台座主だったときもこの大師堂から動かなかったそう。修行僧たちは元三大師を慕って四季講堂に集まって来たという。元三大師堂から東すると「行院(修行道場)」があり、さらに東の方の坂道をつづら折に下ると(戻りが大変)日蓮が修行した「定光院」がある。元三大師堂の西にある谷に下ると「道元禅師得度霊蹟」がある。
横川遺蹟探訪記事→http://takashikun.blogspot.jp/2010/06/blog-post_21.html
比叡山・横川の秋色2010.11→http://takashikun.blogspot.jp/2010/11/blog-post_7755.html

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