2012年11月11日日曜日

〇11/11(日)京都へ。「妙法院」特別公開、「清水寺」の紅葉。

訪問先は迷ったが結局京都へ。東山七条の豊国廟・駐車場にセレナを乗りつけたのが午前九時。阿弥陀が峯の山裾にある。そこから数百m西に下ると「妙法院」が直ぐ。途中に京都女子大がある。妙法院の特別公開期間なので行った。この寺、観光客には馴染みが薄い。しかし京都仏教界では一目置かれる存在。天台宗・京都五門跡の一つ。京都五門跡とは、妙法院・青蓮院・三千院・曼殊院・毘沙門堂。秀吉が大茶会を催すために建てた庫裏が国宝で有名。地味な建物なので有名でもないか。高い吹き抜け天井に隆々と梁が張り巡らされていて圧巻。何よりも「三十三間堂・蓮華王院」を配下に置くと言えばその地位が分ろう。裕福に違いない。金閣寺・銀閣寺を配下に持つ「相国寺」の裕福さには及ぶまいが。因みに金閣寺・銀閣寺は文化財としては寺院に分類されていない。邸宅の部に入れられている。妙法院で癇に障ったのは、何もかも一切合財撮影禁止にされていたこと。庭園も不可。尤もボクは妙法院の門がいつも開放されていて外から国宝・庫裏を覗けるので入ったことがある。その際、外から建物・庭園を撮影した。その写真は、ボクのブログを開き、その検索欄に「妙法院」と入力すると多分覗ける。その後雨の中、五条から清水坂を上った。清水寺は相変わらず雨でも人の波。紅葉は五分弱ほどだったがそれでも遠望は美しかった。特に清水の舞台から真正面に見える阿弥陀が峯(豊国廟がある)を背景にして三重塔が遠景に霞み、前景に五分ほどの紅葉の谷間が見える光景は美しい。三重塔は前回来たときは工事中で見えなかった。今回は「阿弥陀堂」「奥の院」が工事中で覆われていた。六波羅蜜寺にまた行って「国宝・十一面観音」の公開の恩恵に与って来ようと思っていたが、雨で気が滅入り脚の疲れがひとしおだったので断念して帰路に就いた。北陸道・丸岡ICにかかる手前で居眠り運転に陥りハッと我に返ったときは追越車線に半ば入り込んでいた。睡魔を処理できないようでは運転する資格がない。大事に至らなかったことを神仏に感謝した。七尾着、午後五時。女房とおばあちゃんは六時に帰ってきた。

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