2012年6月24日日曜日

6/24(日)津「真宗・高田本山専修寺」、名張「弥勒寺」、「室生寺」「龍穴神社」

東名阪・御在所SAを出発し、伊勢自動車道に入り、津ICで下りて、浄土真宗・高田本山専修寺(せんじゅじ)を目指した。津の田舎にあったが、迷わず到達。本願寺に負けない位にデカくて立派。何せ一向一揆を組織する宗派の本山だ、一向宗の城だと思えばよい。昔、環濠と土塀で囲まれた寺内町があり、その中心に高田本山・専修寺があった。御影堂(親鸞上人を祀る)と如来堂(=阿弥陀堂)で構成されるのは東西本願寺と同じ。それから名張市郊外の「弥勒寺」に重文・観音像二体に逢いに行った。が、寺に誰もいなくて仏像に逢えなかった。小さな本堂しかない寺。念のため本堂の入口ガラス戸から中を覗いてみると、古仏らしきものが数体奥に立っている。光の反射でよく見えないので額をガラスにくっ付けて見た。防犯カメラが設置されているということだから、ボクは完全に不審人物。しかもカメラをガラス面に押し当てて撮影までしてきた。折角名張まで旅してきた記念のつもり。写り具合は分らない。それから室生寺に行った。再訪。堂宇といい、仏像といい、境内の風情・自然・緑といい、室生寺はやはり別格に素晴らしい。弥勒堂(重文)とその中の釈迦如来坐像(国宝)・弥勒立像(重文)、金堂(国宝)とその中の釈迦如来立像(国宝)・十一面観音立像(国宝)・文殊菩薩立像(重文)・薬師如来立像(重文)・地蔵菩薩立像(重文)そして十二神将(重文)のうち七体ほど(その他は奈良国立仏像館に行っているらしい、仏像館で数体を見た)、本堂(潅頂堂・重文)とその中の如意輪観音坐像(重文)、最後に五重塔(国宝)。たまたま仁和寺の若い修行僧の一団が各お堂を順番に廻っていたのでそれに付いて回ったら、普段は厨子の中に納まっている仏像もみんな拝めた。今度の旅のお目当てにしていた「室生龍穴(りゅうけつ)神社」に最後に参拝。この神社の御神体は山中深く谷筋を上った所にある龍穴と滝の上の龍の休み場。そこに奥宮がある。奥宮に参拝するには社務所に届け出て装束を借りて行かねばならない。が、社務所に人はいないし、体力を消耗しているわで今回は断念。午後三時半前、帰路に就く。名張・上野・甲南・水口経由で名神に竜王ICから入り、珍しく仮睡もとらずに走ってきた。七尾着、晩八時過ぎ。NHK大河ドラマ「平清盛」を途中からだが見た。老衰で耳が遠くなり役者が何を言ってるのか聞き取れない。これが情けなくて、一気に疲れが出た。追記、高田本山の寄進札を見ると、傘下の末寺は三重県内が圧倒的に多い。三重県は、伊勢・志摩・伊賀の三ヶ国から成るから過少に見てはならない。

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