2012年4月13日金曜日

〇京都府京北・山国「常照皇寺」(二)

「怡雲庵(いうんあん、怡は喜ぶという意味がある)」。開山堂であり禅院の仏殿にあたる。本尊は、開山・光厳上皇木造坐像。



「怡雲庵」



怡雲庵内部



↓壁に阿弥陀如来三尊像が安置されている。



↓阿弥陀如来三尊像・重文



脇侍・勢至菩薩像。身を乗り出すようにしている姿が特徴、大原三千院・阿弥陀堂の国宝・脇侍像を髣髴とさせる。



↓天井近くに三尊像が安置されている。






最奥に安置された開山・光厳上皇坐像。






方丈前の庭園。左に見えるのが「御車返しの桜」、一重と八重の花が一枝に咲くという。枯れている。




↓怡雲庵前の庭園。二本の若い枝垂れ桜の奥に「九重桜」がある。これも枯れている。



↓「九重桜」。国の天然記念物の枝垂れ桜。






枝垂れ桜の向こうに見えている御堂の中の諸仏像。



↓方丈



↓怡雲庵。手前の桜は左端に「九重桜」、右に「左近の桜」。左近の桜は御所から株分けされたという。



↓開山・光厳法皇は、南北朝戦乱の渦中に没した多くの人々のために慰霊の小塔を建立しその冥福を記念し続けられたという。その小塔は失われていた。今次の大戦で戦没した青年の英霊を慰霊するため山国・黒田・広河原地区の遺族・有志が平成6年に再建立した小塔。



↓三天皇の御陵・分骨所に参詣する道。山門脇に寺院の参詣道と並行してある。






建物は、九重桜の傍にあって諸仏像を安置している御堂。














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