2011年9月10日土曜日

〇9/10(土) 奈良市「般若寺・国宝楼門」、東大寺西部「転害門」「正倉院」「戒壇院」探訪

今日の出足は九時過ぎと遅かった。セレナの中が、先週能登町宇出津に派遣された勢至菩薩巡礼団七名用仕様にしたままだったので、女房が流浪の旅用の布団を敷きようがなく吾輩が起き出して後部座席をフラットにしたのが朝食後だったという次第。脱兎の如く奈良市を目指しその北部の「般若寺」に到着したのが午後2時。般若寺には「国宝・楼門」がある。これを探訪すれば、奈良県の国宝建造物は全部この目にしたことになる。天気に恵まれて境内を歩き回った。大きな十三重石塔・重要文化財が境内の中心に坐り異彩を放っている。境内はコスモスだらけ。コスモスの花の寺として有名だそう。一風変わった伽藍構成・雰囲気の古刹。東大寺「転害門」が近い。この門も国宝。転害門は何度も目にしているが、かつて写真にしたのは雨の中、出来が悪い。今日、正式の撮影をした。転害門の奥に「国宝・正倉院」がある。正倉院の全容は外から見えないのは分っていたが、柵で囲われて厳重管理されているその広大な境内の周囲を一周してみた。鬱蒼とした森に囲まれて片鱗も見えない。ただ二箇所だけ、正倉院の姿の一部だけが窺える地点がある。宮内庁管轄。東大寺の西部は、一般的には探訪しない。せいぜい「戒壇院」だけ。吾輩は今日西部のほぼすべてを探訪した。指図堂、勧進院、正倉院(これはこれで塔頭寺院の形をとっているらしい)、戒壇院、千手堂・華厳寮。話は変わって奈良県の国宝仏像で未だ拝顔していないのは当麻寺金堂安置の「塑像弥勒仏坐像」だけ。不思議と当麻寺は早朝訪問になってしまうので仏像と対面する機会がなかった。明日は南下して当麻寺に行こうかなと。本当は紀ノ川沿いの「慈尊院」「栄山寺」等の国宝を狙っていたんだが、紀伊半島の豪雨被害が酷いので遠慮することに。

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