2011年8月13日土曜日

8/13(土)旅・第四日目。セレナの火事騒動、下北半島を一周。

今道の駅「よこはま」に入った。吾輩が幾ら神出鬼没だといっても、神奈川県に来た訳じゃない。下北半島を斧に譬えると柄の部分にあるのが横浜町。去年「恐山」に来たときの帰り道にこの道の駅があるのを知った(泊まり損なったけど)。今日は朝から罰が当たった。昨日津波被災地を見て回ったのが祟ったらしい。給油所にセレナを乗りつけたら店員が「車の中が燃えてるッ」と叫んだ。運転席から振り返ると、敷布団の後部が燻ぶり状態からまさに発火に移った瞬間。店員が布団を車外に放り出し、火元の白熱電球スタンドを取り出した。いつの間にか白熱電球が点いてそれを敷布団が覆っていた。ボクは運転しながらそんな事になっているとは全く気付かなかった。その給油所に入ったのは単なる気紛れ。入らずに走り続けていたら、布団が燃え上がり、シートに転火し、車火災になっていたろう。命を落とすことはないにしも、セレナとは今日を限りにあえなくお別れとなったのは必定。ボヤで許されたのは有難いこと。これからは、被災者・死者不明者のことをできるだけ念じていこう。事態はボヤで済んだということ。店員が敷布団を置いていっていいです、処分しときますと言ってくれたが、ボクに とっては必需品なのでまた積みこんだ。熱で歪んだ電気スタンドは処分を頼んだ。今この敷布団を敷き直した。頭の部分が焼けたので、そこを足の方に持ってきた。焦げた臭いが鼻に付く。電気スタンドがないので今夜からは眠る前の読書ができない。あんなこんなで眠れるだろうか。余計なことを書き過ぎた。今日の旅程。ボヤ事件の後、八戸港へ。八戸市の繁栄の原動力の一つは漁港の隆盛にある。小川原湖の東を通って下北半島を北上し、東側最北端の尻屋﨑灯台へ。ここで野生馬「寒立馬(かんだちめ)」の数十頭の群れに出逢えたのが素晴らしい。絵になっていた。今度は半島西側の最北端(本州の北の最涯てだそう)「大間﨑」へ。大間崎の南にある漁港が「マグロの一本釣り」で有名な「大間港」。思っていたよりもずっと大きな漁港。大きな湾の沖に長大な防波堤を一直線に築いて無理矢理人工の大漁港を出現させている。天然の良港ではさらさらない。目立つ大きな漁船は皆イカ釣り船。マサカリの刃の部分(半島西側)を南下する。目指す景勝地があった。「仏ヶ浦(ほとけがうら)」。期待に違わぬ奇岩風景だった。山の上から絶壁を階段で降りるんだが、生涯二度と来れないので頑張った。むつ市内に入った時はもう暮れてしまった。今日は一日がかりで下北半島を一周した。半島の輪郭に丸味というものが全然なくすべて線が鋭角をなしているので海岸線を伝って行くと距離が長い。恐山に寄るなどとてもとても。明日は津軽半島一周に直接向かうか、それともむつ市に戻り恐山に寄るか。盆なので「イタコ」の口寄せが見れるのでは。でも、それを写真に撮りまくってまた罰が当たってもf(~_~;)。

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