2011年5月28日土曜日

5/7(金) 丹後・宮津市「成相寺(なりあいじ)」

成相寺は西国33所霊場第28番札所。今は車で登れるから楽だが、脚で登った頃の巡礼はとんでもない難儀だったろう。心臓冠動脈狭窄の持病を抱えた吾輩にはセレナの足助けがなければ登拝は不可能。
「撞かずの鐘」と呼ばれる鐘楼。1609年に鐘を新造するとき、寄進を断った長者の子がルツボに落ちて死んだ。鐘を撞くと子の泣声がした。それで「撞かずの鐘」になったという。 本堂に登る石段


本堂正面 。本尊は聖観世音菩薩、秘仏。

本堂

観音堂。西国33所霊場の観音像が祀られている。
観音堂の中に左右16体ずつの観音像の中央に一際大きい観音像が立っている。これぞ、成相寺の本尊・聖観音菩薩像に違いない。本堂の秘仏は拝めないけれど、その荷姿にはお目にかかれたことになる。

「鉄湯船」、重文(工芸品)。湯屋で湯船として用いられていた。直接体を入れるのではなく、湯釜で沸かした湯を入れてかかり湯をするために用いられていた。今は裏山2km先の旧本堂から引いてきた冷水を受けている。名水として人気が高い。

平成17年10月に完成した五重塔。


弁天山展望台から見た五重塔。右側に宮津湾が見えている。天橋立が眼下に展開する。

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