2010年12月7日火曜日

12/5(日)、京都高雄山・神護寺

前日・土16:40に女房と一緒に七尾を出た、セレナで。湖東・竜王ICで名神高速を下り、琵琶湖大橋を渡ってその袂の道の駅「琵琶湖大橋・米プラザ」に入り込んで泊まった。全線吾輩の運転。さて夜明け、早起き鶏の様な女同伴だと朝早く始動出来て一日がフルに活用できる。女房運転で朽木街道に出て南下し、大原、京都市街北大路通りを西に辿って金閣寺口から高雄山に分け入った。神護寺に07:30に着いてしまった。開門は09:00。門前に居た若い僧に「早過ぎますよねf(^^ゞ」と話しかけたら「いいですよ」だと\(^o^)/「今金堂も開けさせますから」との嬉しいお言葉(*^^)v
楼門
和気公霊廟
神護寺は和気氏の氏寺。《和気清麻呂》の創始にかかる。和気清麻呂は、宇佐八幡宮から皇統は万世一系との神託を持ち帰り、孝謙天皇の寵愛を一身に浴びた弓削の道鏡が皇位に就くのを阻止した。忠臣として大楠公・楠正成と並び称される。孝謙天皇の怒りを買って「和気汚麻呂(きたなまろ)」と改名させられて流された。天皇側近だった姉の「広虫(ひろむし)」は「狭虫(せまむし)」と貶められた。もっとも天皇薨去後直ちにこの姉弟は復権したが。

【古寺巡礼京都15「神護寺」著者:谷内弘照・川上弘美、淡交社】より引用。清麻呂を祭神とする護王神社(上京区)が元は神護寺の境内にあった縁で毎年神護寺の霊廟前で清麻呂の慰霊祭が行われる。
「和気公墓道」。この先を辿ると清麻呂公の墓がある。
金堂
金堂内陣は、朝の光が未だ弱くてよく見えなかった。中央に厨子があり白い御本尊がおられた。両脇に日光・月光菩薩像。さらにその両側に四天王像と十二神将像が所狭しと並んでいた。
【古寺巡礼京都15「神護寺」著者:谷内弘照・川上弘美、淡交社】より引用。本尊・薬師如来像《国宝》

多宝塔


【古寺巡礼京都15「神護寺」著者:谷内弘照・川上弘美、淡交社】より引用。多宝塔に安置されている五大虚空蔵菩薩坐像・国宝
大師堂。弘法大師・空海が祀られている。
毘沙門堂。毘沙門天が本尊だろう。
五大堂。不動明王以下五大明王が本尊か。
神護寺といえば何と言っても国宝《伝源頼朝像》【古寺巡礼京都15「神護寺」著者:谷内弘照・川上弘美、淡交社】より引用。もっとも近年図像学的観点からこれは頼朝ではなく足利直義(ただよし)の像だという説が主張されている。《伝平重盛像・国宝》【古寺巡礼京都15「神護寺」著者:谷内弘照・川上弘美、淡交社】より引用。近年の異説によるとこれは足利尊氏像。

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