2009年10月28日水曜日

10/18(日) 梓川渓谷で思いがけず紅葉の絶景を見た。


朝、妙高高原池の平《いもり池》

















妙高山














戸隠キャンプ場



































今日は、戸隠《鏡池》に行って紅葉を満喫するつもりだった。ところが08:00~16:30までの間、車両乗り入れ禁止でシャトルバスで入山しなければならないということだった。すっかり嫌気がさしてとりあえず安曇野に出ることにした。
上信越自動車道・長野自動車道伝いに松本盆地に入り、松本ICで下りて梓川を遡り、安房トンネルを潜って神岡経由で富山に出て早目に帰ることにした。梓川を遡って行くと思いがけず好い景色に恵まれた。



















































































奥裾花渓谷・奥裾花自然園


信州・鬼無里の里に入る前に《奥裾花渓谷》がある。秋色を探訪することに。ここは渓谷の入口で入山料400円を徴収される。徴収の根拠が曖昧なので不快な気分がする。今年は徴収してないそうで(工事中で一方通行区間があるからだと思われる)気分が好かった。


























































《奥裾花自然園》に行くには、渓谷の奥で車を乗り捨てて歩かねばならない。シャトルバスが出ているくらいだから半端な距離ではない。それを僕は往復歩いた。
右の頭を覗かせている高峰が《高妻山・たかつまやま》。左の山が《乙妻山・おとつまやま》。この《乙妻山》は戸隠方面からは見えない幻の山。奥裾花川が戸隠連峰の西から北にかけて奥深く回り込んで渓谷を造っているから見える。この形から見ると、妙高高原池の平の《いもり池》から遥か戸隠方面に見えている山は、この乙妻山と思われる。













乙妻山。















高妻山







































































































ブナ林






































清水。登山家然とした人に、飲めますかと訊いたら、飲めますよ、上に何もありませんから、ということなのでペットボトルに入れて道々飲んだ。透明で無味無臭だった。






















































自然園の中で雨粒がポツリポツリときた。セレナに積んである雨合羽を着て来なかったことを悔いたが、降られることはなかった。セレナで戸隠を目指している道中で本降りになった。それで戸隠に寄らずに妙高高原池の平の定宿《ペンション・シェーネ》に直行した。



10/17(土)週末旅行、糸魚川から白馬。


週末、秋色探訪の旅に出た。前夜、北陸道・有磯海SAに野宿。朝、糸魚川ICで下りて、小谷・白馬を目指した。糸魚川郊外から信州方面を見ると独特の形の山々が見える。右はじが深田久弥の「日本百名山」に採り上げられてすっかり有名になった《雨飾山・あまかざりやま》。その左が、僕の名付けた「さいづち山」。その左にうっすらと半分見えている山が「焼山」、これは活火山。左はじが、僕の名付けた「のこぎり山」、この山や焼山は妙高連山に属する。
かねて気になっていた「フォッサマグナ・パーク」を散策することに。















ここから《白馬岳》と《旭岳》が見える。中央の冠雪した山の左が《白馬岳》、右が《旭岳》。白馬連峰には別に《朝日岳》があり、それと区別してこの山は「一文字あさひ」と呼ばれる。信州方面の平地からは、この山は白馬岳の陰に隠れて見えない。平地から見えるのは、ここ糸魚川の地だけ。
















ここでフォッサマグナの断層破砕帯が剥き出しになっている。




































































さらに奥に日本最大級の「枕状溶岩」があるらしいのだが、ここで腹が下ってきて持ちそうにないので引き返して駐車場横のトイレに飛び込むことに。ということでフォッサマグナパークの探訪は遺憾ながら中断。
左=さいづち山、右=雨飾山。《雨飾山》は糸魚川や信州方面の平場から見るとこの様に変な形の山だが、次の写真の明星山の方面から山奥に入った「山の坊」から見ると綺麗な富士山型に見える。















パークを後にすると程なく《明星山・みょうじょうやま》が見える。いつか一度描いてみようと思っている構図。

















これは小谷村の山風景。絵になるかどうか考えている。

















これは僕が名付けた「団子山」、《円山》という、ラシイ立派な名があるよう。多分絵にならない。














白馬に着いた。





















































白馬村から鬼無里村に抜ける峠、多分《白水峠》。左の山が《鹿島槍ヶ岳》、双耳峰。右が《五竜岳》。
この後、鬼無里村の手前で《奥裾花渓谷》《奥裾花自然園》を探訪することに。















2009年10月26日月曜日

日曜日、絵を描かず。お蔭で「彩の会」展覧会に間に合った。


土曜日の夜中、ペンション《シェーネ》でパソコンをしていたら、先ずメールが開けなくなった。アカウントの一部が損傷したらしく打つ手なし。それから更新プログラムが飛び込んで来て勝手にシャットダウンしてから、パソコンが起動しなくなった。パソコンが自分で「自動修復不能」と宣言するんだからお手挙げ。中のデータを取り出せないのが財布を失くしたときよりも痛手、命よりも大事なデータもある。そして朝を迎えて起動させてみたがやっぱりダメ。鉛を飲んだ様に重い心で戸隠キャンプ場に写生に向かった。現場に立って見ると、筆より大事なナイフなしで満足な表現ができるとは思えないので、今日は描くのを断念し後日を期することにした、尤も今年は残念ながらもう逸機したということを川原に降り積もった落葉が告げていた。

































北陸道を西進しながら気が付いた、七尾美術館で開催されている「彩の会」30周年記念展の出品作撤収が今日午後四時半から始まることを。間に合う(*^^)v午後3時、美術館に到着。展覧会も見ることが出来た。ナイフを忘れたことは写生にとっては致命傷だったが、こんな恩恵も齎してくれた。人生万事塞翁が馬。次に掲げる僕の出品作は今年の春以降に描いたものばかり。
近江の余呉湖
[DSCF9141-40 余呉湖の春・絵.jpg]
木曾の御嶽山
[2009-5-9木曾御嶽山+(3)+40.jpg]
着物姿の肖像
[2001-5-21+縦40+海美香子さん、二日後に川畑美香子になる.jpg]
安曇野の大王わさび園
[2009-5-5安曇野・大王わさび園+40.jpg]
木曾谷の風景
[2009-5-4+木曾日義の旧道+40.jpg]
伊那谷・駒ヶ根から見た中央アルプス
[2009-05-03駒ヶ根市火山+40.jpg]
戸隠山と鏡池
[2009-05-02+戸隠山・日向撮影№2+40.jpg]
最上川・大淀の風景
[最上川・大淀、絵・真下慶治記念美術館のテラスから 40+○.jpg]
チェロを弾く女性
女性の坐像